HOME
News
地方はますます人が減って貧しくなる
カテゴリー
News

地方はますます人が減って貧しくなる

人の多さが稼ぎに直結します。

デービッド アトキンソンの国運の分岐点という本を読みました。色々面白いことが書いてありました。その中で実質GDPは人口に比例する、という話が一番面白かったです。技術力やなんやでなく、単純に人数が多くて働く人が多い方が消費が多くてGDPも多いという分かりやすい話です。

人が多いからGDPも多かった

実際、日本の人口は諸外国に比べて比較的多く、そのためGDPも多いようです。日本の高度経済成長を支えた中小企業の技術力は関係ないみたいです。GDPは国内総生産。人数が多い方が生産数も多いのでしょう。そしてこれが中国のGDPが多い要因です。

しかしそうなると、人口減少が起きている日本に先はないように思えてきます。この著者は人口増やす、そのために基本給を上げる、という主張をしています。そもそも安く労働させている中小企業にも反対の立場のようです。

都道府県でも当てはまる!

人数多い方がGDPが多い。中々信じられなかったので日本の都道府県でグラフを作ってみました。内閣府が出している統計表で見ています。2006年と2015年のデータです。

こうやって見てみると、確かに人数と実質GDPは比例しています。デービット・アトキンソンの仰る通りでした。

ただし、完全に人数順のGDPになるわけではなく、多少の前後はあるようです。その前後の理由は様々でしょうが、いずれにせよ単純に人が多いほどGDPは多いです。企業規模が多くて人数が多い大企業の方が売上が多いのと同じかもしれません。人が多いことに意味がある。

また、東京の人数は神奈川や大阪の1.5倍程度ですが、GDPは2倍以上の差があります。1位と2位以下では大きな差がつくのでしょうか。

グラフを見ると人数もGDPもどちらも2006年から2015年でほぼ横ばいしています。この10年間で、人数を増やす政策が取れているとはいえないようです。

地方はますます人が減る

都市別でみると、地方都市の北海道、宮城、広島、福岡は埼玉や千葉よりも実質GDPが低いみたいです。大阪や愛知でさえ神奈川と同格です。こうなるとますます関東に人が集まってしまいますね。人が多いとGDPが増え、GDPが増えると人が増える。どうすれば関東から地方に人数を移せるか、別の記事で考えてみようと思います。