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電車に乗らなければコロナを防げるかもしれない
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電車に乗らなければコロナを防げるかもしれない

公開日:2020年7月16日
最終更新日:2020年9月21日

2020年7月16日。東京のコロナ感染者が最近増えてきています。感染者200人超えが続く日々です。

  • 感染者人数
    • 東京だけが多い?
  • 東京だけが多い理由
    • 人口が多いから?
    • 東京は検査数が多い?
    • 経済活動との関係
    • 電車乗車率との関係
  • まとめ

感染者人数

東京だけが多い?

連日東京の感染者数が取り上げられています。確かに、東京の人数は突出して高いです。下の表は累計感染者が多いトップ5県ですが、2位大阪府の4倍程度もあります。

感染者が増えてきた状況に対し、これは東京の問題である、と官房長官が言っていたのも納得できます。

累計感染者数
東京都8,354
大阪府2,126
神奈川県1,827
埼玉県1,565
北海道1,317
bingのデータ。2020/07/15までの累計感染者数

東京だけが多い理由

なぜ東京だけが感染者が多いのか。単純に人口が多い。検査数が多い。経済活動が活発。また、テレワークの頃は感染が抑えられていたことから、満員電車での感染もあるのではないかと思っています。

そこで、色々とグラフにして傾向を見てみました。

なお、人口は総務省統計局の2019年のデータ。検査数は厚生労働省の7/14のデータ。感染者は2020/07/15時点でのbingのデータ。GDPは内閣府の統計表。電車の乗車人数はオープンポータル様のページを参考にさせて頂きました。

オープンポータル様のページ

人口が多いから?

東京の人口は1,500万人です。2位の神奈川、大阪が1,000万人などで、1.5倍ほど多いですね。ただし、感染者数はこの比率ではありません(東京8,000人に対して神奈川、大阪は2,000人程度)。

下のグラフは傾向を見るため、東京の人口を1としています。同様に感染者数も東京を1としています。

これを見ると、勿論人口が多いほど感染者も多いようです。しかし、神奈川や大阪は東京の比率ほど感染者がいませんし、愛知も少ないです。人口が多いから東京が多いのではなく、単純に東京が突出して感染者が多いです。

東京は検査数が多い?

検査数が多いから東京の感染者が多いのでしょうか。これも東京が圧倒的に多く、12万人検査しています。感染者2位の大阪は5万人ほど、3位の神奈川は1.5万人の検査数です。確かに東京が多い。

前回同様、東京の人数を1として検査数と感染者数をグラフにしました。

グラフを見ると、確かに検査数が多いほど感染者も多いです。当たり前ですが。ただし、埼玉、大阪などは東京よりも検査数の割には感染者が少ないようです。

逆に、神奈川や石川は検査数の割に感染者が多いようです。

神奈川は埼玉や大阪と同程度の感染者ですが、検査数は半分以下ですね。人口も多いですし、検査数が増えれば増える分だけ感染者も増えそうです。この感染者数で済んでいるのは、検査数が少ないだけなのかもしれません。

経済活動との関係

経済活動との関係ですが、2015年のGDPと比較しました。東京のGDPは凄まじいです。神奈川、愛知、大阪などの2倍以上の値となっています。まさに東京一極集中といえます。

このグラフも、やはりGDPが多い県ほど感染者数が多いです。ただし、人口の時と同様、愛知や大阪はGDPの割に感染者数が少ないです。

そもそも、GDPは人口に比例するようです。そのため、人口との比較と類似するのは十分予想できます。(以前人口とGDPのことを記事にしています。)人が少ないと地方は貧しいまま?

電車乗車率との関係

最後に、電車乗車率との関係も見てみました。私は元々満員電車で通勤していたのですが、これは絶対感染が広がるだろう、と思っていました。

皆さんも満員電車に乗ったことがあると思いますが、隣との距離はほぼゼロです。また、マスクもつけていなかったり。話している人がいたり。マスクをせずに咳をしている人もいます。所謂3密の条件に当てはまっています。

実際、テレワークが多いときは感染者が少なかったと思います。通常出勤に戻ってからまた感染者が増えだしたのも、電車と関係があると考える根拠です。

電車乗車といっても年齢や様々な要因が感染リスクになると思います。しかし、ここでは単純化のために、各都道府県の上位3駅の乗車数のみを考慮しています。参考程度に見てみてください。

このグラフを見ると、人口やGDPとの比較より、乗車人数の方がより傾向が近いと言えそうです。あくまでも東京を1としたときの傾向ですが、乗車人数と感染者の傾向が一致する県が多いです。

宮城、千葉、神奈川、愛知、大阪、岡山、広島は大きく傾向が離れています。3駅では乗車人数が大きく出てしまっているのか。または、これらの件は電車利用者の年齢層が関係しているのか。満員電車ではないのか。今回考慮していない色々な要素がありそうです。

まとめ

  • 人口が多いほど感染者が多い。
    • 東京は人口1,500万の割に感染者が多い。大阪や神奈川も1,000万人の人口だが、東京ほど多くない。
  • 検査数が多いほど感染者数が多い。
    • 埼玉や大阪は検査数の割に感染者が少ない。
  • GDPが多いほど感染者数が多い。
    • 宮城、愛知、大阪などはGDPの割に感染者が少ない。
  • 電車乗車数が多いほど感染者が多い。
    • 宮城、神奈川、愛知、大阪などは乗車数の割に少ない。

これらの中で、一番関係が強そうなのは電車乗車人数でした。ただし、宮城や神奈川、愛知、大阪などは乗車人数の割に感染者が少ないです。これらの県が感染者が少ない理由は分かりません。ただ検査をしていないだけなのか。電車があまり混雑しないような対策が取れているのか。

いずれにせよ、再びテレワークが活発になれば増えてきているコロナ感染者を減らせるのではないでしょうか。電車やめましょう。