マッチングアプリの設定の嘘:リスク管理も必要
筆者はマッチングアプリを使った経験が少ない。利用したと言えばtinderくらいだが、それも実際に会うには至っていない。何回か会えそうなチャンスがあったのだが、最後のところで臆病さが出てしまった。
と言うのも、マッチングアプリは嘘だらけに決まっているから―。余計なリスクを負わないためにも、相手が嘘をついている、という前提で楽しんだ方が良いかもしれない。
マッチングアプリの嘘
マッチングアプリを有利に進めるためが、この世界では多くの嘘がつかれている。代表的な物を見てみよう。
顔写真の嘘
マッチングアプリを利用するにあたり、顔写真は最も重要な要素となる。何せ、見た目が良くないと異性に選ばれない。自分をよく見せるために顔や雰囲気を加工する。中には、全然関係ない人の写真をインターネットから拝借し、自分だと偽る。
当たり前だが、こんな嘘をついても実際に会うとすぐにバレる。確かにそうだが、まずは会えない事には始まらないのがマッチングアプリだ。それに、例えばご飯に行って盛り上がったら、顔などどうでも良くなる。皆それが分かっているからこそ、顔写真で嘘をつくことに抵抗が無い。
ちなみに、筆者は顔写真を公開していない。そもそも、ひと昔前は全員が顔写真の公表を恐れていた。インターネットは現実の生活と完全に分離されていたのだ。今はSNSの流行のせいか、顔写真公表の抵抗が薄れている。筆者は古い人間なので、顔写真公表は控えた方が良いと考えている。
年齢の嘘
男女ともに、年齢で嘘をつく人も多い。理由は、マッチングアプリを有利に進めたい、若い人とマッチングしたい、などであろうか。
というのも、マッチングアプリは年齢でフィルタリングされるため、その年齢幅に入っていないと相手に表示されないのだ。そして、大多数の人間は年齢の上限でフィルタを掛ける。例えば、40歳以下、50歳以下、など。つまり、若ければ若いほど、フィルタで除外されなくなる。若いに越したことはないのだ。もし35歳だったら30歳に、45歳だったら40歳に鯖を読む。
中には10歳以上も鯖を読む人もいるそうだ。流石に10違うと見た目で分かりそうだが…。
収入の嘘
男性に多いと思うが、収入で見栄を張る人もいる。やはり我らが資本主義社会、収入が多い=能力が高いと見なされる。得に収入を証明する必要もない。たった一言、年収の嘘をつくだけでお手軽に能力を高く見せることが出来る。
収入の嘘は相手にもばれないと思うが、もし上手くいって付き合う事になったら大変かもしれない。収入が魅力で付き合いだしたとすれば、相手に振られる可能性もあるだろう。
嘘をつくと信頼感は無くなるが…
これらの嘘は、相手にばれたら致命的であう。嘘をついて自分を良く見せる人間、という誹りは免れないだろう。信頼感などある訳もなく、長い付き合いは難しいかもしれない。
一方で、そこまでの長期的な関係を望んでいないのであれば、こういう嘘も有効かもしれない。例えば、その日だけ、その瞬間だけ、相手に会いたいとする。この場合、まずは嘘をついてでも相手に気に入られなければならない。そうしないと、メッセージも送れず、勿論会う事も出来ない。まずは気に入られなければ、何も始まらないのだ。会ってしまったら、後は食事等を誠心誠意盛り上げる。盛り上がりさえすれば、プロフィールの嘘などどうでも良くなるのだ。
筆者はもういい歳なので嘘を付かない方が得だと思っている。何故なら、どこで誰が見ているか分からない。会社関係、親戚、知り合い、年齢を重ねるほどこれらの数は増えていく。その意味で、ある程度の年齢で平気で嘘をついている人はかなり危険かもしれない。
マッチングアプリで気を付ける事
ニュースを見ていると、時折マッチングアプリのトラブルを目にする事がある。トラブルを未然に防ぐためにも、誰でも彼でも会わないようにしよう。特に、相手が短期的な関係を望んでいると、色々と無茶をやってくるかもしれない。トラブルに遭わないために、会う相手は絞ろう。
怪しい人、感覚が合わない人とは会わない
当たり前だが、怪しい人と会うのは止めよう。この場合の怪しいとは、あり得ないようなことを言ってくる人を指す。例えば、あなたがごく平凡な人間にも関わらず、相手が色々とメリットのある話を持ってきたとする。投資話、色恋、楽して儲かる、などなど。このような話を持ってくる時点でアウトと考えてよい。
また、感覚が合わない人も止めておこう。おそらく、あなたの環境と相手の環境が離れすぎて、感覚が合わないのだ。こちらの常識が通じない可能性もある。色々な人と会えるのがマッチングアプリの醍醐味であるが、トラブルに発展する可能性がある事を十分に理解しておこう。
人通りの少ない場所、知らない場所に行かない
いざ会いましょう、となった時に、よく分からない場所を指定してきたら注意する。それよりは、こちらから人通りの多い場所、誰でも知っている場所を提案した方が良い。マッチング相手が店と共謀して詐欺を働く、という事案も過去にあった。デートの場所はこちらから提案しよう。
既婚者とは深い仲にならない
相手が既婚者の可能性がある場合、深い仲になるのは止めておこう。最悪の場合、慰謝料等を請求される事になる。相手が既婚者かどうかの判別は難しいかもしれないが、デートの時間の指定、メッセージの頻度、などからでも判別出来るかもしれない。少しでも既婚者の可能性を感じたら、潔く諦めよう。
まとめ
- 顔写真、年齢、収入などで嘘をつくと、マッチングアプリを有利に進める事が出来る。
- 嘘がバレると相手との信頼関係は無くなる。長期的に関係を続けたい人は嘘をつかない方が良い。
- ある程度の年齢で平気で嘘をつく人は、危険である。
- トラブルに遭わないように、会う人間は絞るようにする。