Apple-VR:ジェスチャートラッキングと解像度が既存VRよりも進化
AppleのVRこと、Apple Vision Proがついに日本に上陸するようですね。私はOculusは経験があり、あまりVRには期待していません。Apple VRの何が革新的なのでしょうか?
AppleのVRは何が革新的?
このVRの最大の特徴は、デジタル空間の現実世界への投影です。所謂、拡張現実(AR)ですね。例えばデジタル空間のコップが、現実世界でもそこにあるように存在します。コップだけでなく、人や空間も投影出来るのかもしれません。
これを可能にしたのが、4K micro OLEDディスプレイの搭載、2,300万ピクセルの超高解像度ディスプレイシステムです。
ありそうで無かった現実への投影。これまでのVRは、あくまでもバーチャル空間のみで楽しむものでした。バーチャルとリアルの融合を可能にした点は、紛れもなく革新的と言えるでしょう。
Oculus Quest 2との違いは?
上述したように、OculusはあくまでもVR空間のみで遊ぶためのツールです。AppleのVRは現実世界とデジタルコンテンツを融合させることが出来、この点が大きな違いです。
私は以前Oculus Quest2を持っていました。このVRも中々解像度が良く、スポーツゲームや動画で楽しむ事が出来ました。結局、だんだん使わなくなったので売りましたが…。
ちなみに、AppleのVRはハード面も大きく進化しています。Apple Vision Proには、何とコントローラーがありません。アイトラッキングやジェスチャートラッキング機能で操作をします。より直感的にハードを動かせるようですね。
コンテンツは充実している?
ところで、ハードが売れるかどうかはコンテンツに掛かっています。ファミコン、スーファミ、プレステが売れたのは魅力的なコンテンツがあったからです。一方のVRはと言うと、まだまだコンテンツ不足の感が否めないですよね。
Apple Vision Proはどうでしょうか?現状、2,000以上の専用アプリがあるようです。また、Blackmagic Design社が開発した「Blackmagic URSA Cine Immersive」カメラでは、ユーザーが自身の環境をVRで再現出来るとか。勿論、共有も可能です。
問題は、これらのコンテンツが面白いかどうかです。率直に言うと、現状では何とも言えません。更に盛り上がりを見せれば、どんどんと新しい魅力的なコンテンツも増えていくことでしょう。ライバルは無料スマホアプリになるかもしれませんが。
値段は高い
ちなみに、Apple Vision Proは約600,000円だそうです(2024/6)。高い!新しいもの好きの人にはぜひ試してほしいところです。